新型コロナウイルスによる生活スタイルの変化
~新型コロウイルス終息を願って~
現在、新型コロナウイルス感染症による
感染が世界各地で拡大し、
WHOによるパンデミックの宣言や、
日本においても緊急事態宣言の発令や延長を受け、不要不急の外出の自粛といった行動制限やいつ感染するかわからない恐怖と戦いながらの日常は、
私たちの今までの生活を一変させてしまいました。
どこにも出かけることも出来ず、
『 STAY HOME 』
という言葉をみんなで守り、
多くの時間を自宅にて家族と過ごす日々が続きました。
今まで普通に過ごしていた日常の素晴らしさを改めて実感しましたし、
本当に大変で、先が見えない不安な日常でした。
しかしながら日本においては、まだまだ油断は出来ませんが、やっと感染者も減少し、
5月14日に多くの地域で緊急事態宣言が解除されました。
まだまだ、3密(密閉、密集、密接)を避け、
ソーシャルディスタンス(社会的距離の確保、人的接触距離の確保)を守り、
マスク着用や手洗の徹底や、
人との接触を極力減らすことや換気をしっかりと行うなど気を付けて生活する必要はありますが、
少しずつでも普段の日常に戻れることを本当に願います。
この自粛生活や、
ウイルスという見えない恐怖から身を守る生活、
その中で、実は私自身、今後の家造りに対して多くの気づきがありました。
同様に建築業界でも多くの変化があると思われます。
素材や機能的な部分では、
メーカーの担当者の話によると、新型コロナウイルス感染が拡大する中で、
抗ウイルスを謳う機能クロスや床材、カーテン等の
問い合わせが急増しているとのことです。
▼抗ウイルス加工繊維製品に付与するマーク
今回の新型コロナウイルスのように
物の表面についた状態でもしばらくの間、
生存し続ける可能性があり、
物を通して移る危険性がある場合には、
身の回りにあるものをウイルスのいない状態に保つ機能がある仕上げ材の採用というのは、
非常に有効な手段だと思いますし、
特に高齢者施設などのように、多くの患者さんや職員さんがいるような場合には
人→物→人のリスクは、少人数で特定の家族しかいない住宅より格段に高いので
積極的に採用されるようになると思われます。
間取りについても変化があるかもしれません。
今後は家に帰ると、
まず手洗や、アルコール消毒による殺菌を行い、
外で着ていた服を着替えるということを
今までよりも徹底するようになるのではないかなと思います。
その場合、玄関の近くに手洗をする場所や、
洗濯をする場所を配置した間取りが求められるということも考えられます。
家の造りについても、
多くの時間を過ごすようになれば、
もっともっと自分の好きな空間にしたいという
想いが高まるのではないでしょうか。
既製の住宅という
制限されたごくごく当たり前の仕様で決めるものよりも自分が長く好きでいることの出来る
こだわりの住宅を建てたいと思うのではないでしょうか。(これは私たちの希望ですが。。。)
何はともあれ、早く新型コロナウイルスが1日も早く終息し、
みんなが安心して生活出来る日常
普段通り外出出来る日々が戻ってくることを祈りつつ
今日も 『 STAY HOME 』 で、家族団欒で過ごそうと思います。